◎【40番井上睦子議員】
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私も包括外部監査報告の清掃事業の部分について質問をいたします。
先ほど、佐久間議員の最初のコスト計算の質問に対して、市当局も、よくわからないと。実際に分析できないということで、このコスト計算の比較なり、原価計算が妥当であるのかどうかということについては、明確な答弁がされませんでした。私もなかなか細かい数値が並んでおりまして、読み切れないし、分析もできないわけですが、幾つかの疑問がありますので、その点についてお伺いをしたいと思います。
まず、報告書の29ページで、不燃ごみ収集・運搬委託コストと、可燃ごみ収集・運搬コストの比較がございます。これは平成12年度をベースにしてありますが、その比較の前提として、可燃ごみと不燃ごみとのごみの性質、形状、重量等が相違すること、及びこれらの要素が上記2つの業務遂行上、どのように収集・運搬コストへ影響を及ぼすかについては検討をしていないがというふうな前提が加えられておりまして、可燃と不燃のコスト比較がされています。私は、こうしたコスト比較をするときには前提となる条件は同一でなければ比較はできないと思いますけれども、その点について、この2つの業務がごみの性質、形状、重量等が相違することについては、担当課としては外部監査人に説明をしたのかどうか、同一の前提で比較ができるものなのかどうかという情報提供はしてあるのかどうかという確認が1点と、同時に、これは相違をするのか、前提として同一で考えてよいものなのかどうか。その点についてもお答えをいただきたいと思います。
これを同一として比較すると、7割違う、委託コストの方が7割安いという結果が出ているわけです。そこからすると、結論としては、効率的な業務の遂行のためには委託も妥当であるかのような結論を導き出せるような報告書あるいは意見書の組み立てになっているかと思いますけれども、その比較の前提が同一であるのかどうかということについて、まずはお答えをいただきたいと思います。
同時に、平成13年度についても比較がされております。平成13年度は委託費と、そして1トン当たりの計算は年間の処理計画量です。まだ実績が出ませんので、処理計画量で1トン当たりのコストが出ておりまして、12年度との比較をされて50何%という数値が出てきています。しかし、平成13年度は可燃ごみ収集でも3人乗りから2人乗りへ切りかえがされておりまして、収集業務の中でもコスト的には12年度と比較にならない、違った状況が生じていると思います。これも違った条件と前提の中で比較をするということも、少々荒っぽいのかなと私は思うわけですし、また、年間処理計画量も、さきのページの中では計画量と実績量が違うので、計画と実績の数値を一致させなさいという指摘もあるわけです。そういった比較をする前提となる諸条件が異なった中で比較をされている点については、担当としてはどのように理解をしていらっしゃいますでしょうか。
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