◎【井上睦子厚生水道委員長】
 ただいまから厚生水道委員会の審査の概要と結果を御報告いたします。

 本委員会に付託されました議案7件について、去る3月1日に委員会を開催し、慎重に審査を行いました。

 まず、第12号議案、平成13年度東京都八王子市一般会計補正予算(第5号)中、本委員会所管分、及び第14号議案、平成13年度東京都八王子市老人保健特別会計補正予算(第2号)の2件を一括議題としました。

 主な質疑として、心身障害者通所訓練施設等の補助金減額について、その経緯を問う発言に、精神障害者の共同通所作業所を1施設新設する予定であったが、ひっそりとやっていきたいとの保護者等の希望により断念した。申し出がある場合については、できるだけ補助対象となるよう働きかけていくとの答弁がありました。

 次に、生活支援ヘルパー事業費について、当初見込み、減額の理由、PRを求める発言に、当初は2万 6,832時間を予定していたが、介護保険の自立判定者が 1.4%の発生率で、利用する対象者が発生しなかったと認識している。PRについては、老人クラブの会合などで広く行っているとの答弁がありました。

 次に、保育園の建設費補助について、公立保育園でも国の補助の増額は可能かとの発言に、公立の場合もその適用を受けられる可能性はあるとの答弁がありました。

 次に、東海大学八王子病院の開設補助について、多額の市税を投入した病院の運営協議会に市民代表の参加を求めてきたが、どのように考えているのかとの発言に、個々の病院の運営に対して市や市民は責任を負えないので、運営協議会には入らないが、個々の病院に対する強力な影響力を持つ医療連携の推進協議会に参加をしていただき、市民の意向を十分反映していくとの答弁がありました。

 他の委員より、旧戸吹清掃工場煙突解体撤去準備経費について、工場を休止した時期、事業繰り延べの理由を問う発言に、平成10年4月、休止している。清掃工場を解体するときは、ダイオキシン被曝防止の意味から、ダイオキシン事前調査、労働基準監督署への事業計画書の提出、審査が必要となったため、この事業を繰り延べたとの答弁がありました。

 また、施設には雑草が生い茂っており、周辺環境に配慮した管理を求める発言に、草刈り等を行い、施設管理をしていきたいとの答弁がありました。

 以上の質疑を踏まえ、意見を求めたところ、特に意見もなく、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、第15号議案、平成13年度東京都八王子市介護保険特別会計補正予算(第2号)中、本委員会所管分については、質疑、意見ともになく、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、第27号議案、八王子市社会福祉基金条例の一部を改正する条例設定について、第28号議案、八王子市緑化基金条例の一部を改正する条例設定について、及び第29号議案、八王子市介護給付費準備基金条例の一部を改正する条例設定についての3件を一括議題としました。

 特に質疑、意見ともになく、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、第39号議案、損害賠償の和解についてです。

 複数の委員より、事故に対しての注意喚起と指導を求める発言に対して、事故を起こした者については、事故原因等の究明をし、今後、事故を起こさないよう指導し、相手方にも謝罪をしている。また、事故後は直ちに職員全員に安全意識の高揚ということで事故の状況を説明し、また、全国交通安全運動などの機会を通じて、日常的に安全意識の向上を図っているとの答弁がありました。

 また、右側停車は道路交通法違反ではないかとの発言に、警察は違反の取り締まりの対象としないと聞いているが、事故以後は、左側停車をして収集をするよう徹底しているとの答弁がありました。

 他に、車両の保険金額、相手方の過失割合等を問う発言がありました。

 意見はなく、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 以上が本委員会に付託されました議案の審査の概要と結果でありますが、詳細については委員会記録にとどめてありますので、御了承願います。

 以上で厚生水道委員会の報告を終わります。