◎【市川潔史副議長】 学校教育部長。
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私の方からは、就学時健診時の知能検査と学校配当予算についてお答えいたします。
まず、知能検査でございますけれども、法改正後なぜ標準化された知能テストを採用しているのかというお尋ねでございますが、本市におきましても14年4月の法改正に際しまして、改めて検討いたしたところでございます。全校が統一的基準によりまして実施できる、なおかつ特別な研修等を積まなくても比較的簡便にできるといった判断から、従来から使っておりました知能テストである標準化された知能検査方法が最良だと、そのように判断し、継続して実施しているところでございます。
次に、知能検査の目的でございますが、現時点におきましては、いわゆる適正就学を行うための知的障害の発見に努めることが目的でございます。
次に、学校配当予算でございますが、12年度から15年度までの学校配当予算の推移でございますが、学校配当予算につきましては、学校の規模に応じまして管理運営や学習活動に必要な需用費、役務費、備品購入費を学校に配分しておるところでございます。この配当予算額につきましては、近年縮小させておりまして、12年度に比べますと15年度につきましては30%強の減となっているところでございます。
次に、修繕料につきましては、物品と施設の2つがあるわけでございますけれども、物品については10%強の減、施設については19%減というふうになっております。
次に、学校からの増額要望でございますけれども、校長会を通じ、要望が来ております。
次に、物品の整備費の児童、生徒1人当たりの推移でございますけれども、教育用パソコンを含む物品の整備に限定して予算を見てみますと、平成12年度の1人当たり予算額につきましては3万6,000円、13年度が2万9,000円、14年度が3万5,000円、15年度が2万8,000円となっております。
最後に、特色予算につきまして、アクションプランで重点配分するように検討されておるがという御質問でございますけれども、市教委では各学校の基礎的な学習環境につきましては、すべての学校につきまして平等に整備するよう努めております。特色ある学校づくりにつきましては、効果のある事業について重点的に予算配分をし、その上で学校間で適度な競い合い、こういったものは学校の活性化につながります。こうしたことから、いわゆる特色ある予算につきましては市全体の教育内容の向上を考えまして、学校間の差別化といいますか、特色化を図るための差別化をしているところでございます。
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