◎【寺田元信議長】 都市整備部長。
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私の方からは、JR八王子駅南口の再開発事業につきまして御答弁申し上げます。
まず、現在に至るまでの経過でございますが、昨年の4月、準備組合理事会におきまして現都市計画の見直しを決定しております。その後、6月には、事業推進のためのより事業成立性の高い、高層住宅と市民ホールを組み入れたプランに変えて、以降、組合設立に向け、事業協力者の公募を昨年11月から行いまして、企画力、技術力、資本力に富んだ民間企業の協力を仰ぐことといたしました。そこで、去る3月6日になりますけれども、準備組合では総会を開きまして、事業協力者が株式会社大林組に決定したところでございます。
この南口再開発につきましては、再開発の調査を始めてから約20年、準備組合を設立してから12年目にしまして、将来の見通しが立った事業として私どもとしては受け取ってございます。
昨年4月に前計画を断念した理由でございますけれども、前計画は平成12年度に都市計画変更しまして、延べ床面積8万 4,000平米、地上13階、地下2階の計画がありました。それにつきましては、計画はあったのでございますが、それを事業する事業協力者、いわゆるデベロッパーが決まっていなかったということで、残念ながらこれを断念したところでございます。
今後のスケジュールでございますけれども、事業協力者である大林組とともに、準備組合ではことしの夏をめどに、事業性のある計画づくりを行いまして、年内に都市計画変更、年度内に組合の設立を予定しているところでございます。
市のかかわり方でございますけれども、これはいろいろなところで御説明申し上げているとおり、組合が主体性を持って事業を行う。市は、事業につきまして基本計画及び再開発法にのっとった事業の支援を行っていくという基本的な考え方を持っております。
それから補助金につきましては、組合運営費や各調査費の一部、例えば、駅前広場を含んでございますけれども、そういうものの調査費を補助してございます。また今後につきましても、補助金につきましては、一般的に再開発事業費のおおむねの目安としましては、約3%から5%前後の再開発費の補助金を出していくというふうに考えております。
事業協力者の役割でございますけれども、今回の大林組は、組合設立までの間、事業性の高い事業計画をつくって都市計画変更、それから事業組合設立までの役割を担っていくというのが事業協力者の役割でございます。
コーディネーターの役割でございますけれども、都市計画、事業計画、権利変換計画の作成、権利者調整、保留床の取得候補者、いわゆるデベロッパー等の調整、関係機関調整の協議書をつくるなど、それぞれの事業に向けてのコンサルタントを行っていただくところでございます。
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