◎井上睦子委員
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今後の数値ですね、それは2月の総務企画委員会に出された数値でもそういった方向が出されているわけですけれども、今後も返した以上に借りないということはずっと継続していくということですので、ぜひこの実質公債費比率がきちんと安定したいい水準になるような努力をしていただきたいと思いますが、隣の日野市と町田市は、日野市の場合、実質公債費比率が5%で全国1,798位、これはワーストランキングですので、順位が高ければ高いほど財政はいいという内容なわけですが、日野市は1,798位、それから、町田市は8.1%で1,707位ということで、26市は、東京もそうですけれども、ワーストランキングの中では低い位置にあるわけですね。26市の中でも八王子市はまだまだ悪いというところですので、きちんと引き締めて財政運営をしていかなければならないと考えております。
それで、財政健全化法の施行とあわせて、多治見市は多治見市健全な財政に関する条例を制定して、国からのコントロールではなくて、みずからの自治体によって、市民自治によって財政の健全化を図るということを条例の第1条で宣言して、財政運営の指針並びに基本的な原則と制度を定めることによって、市民自治に基づく健全な財政に資することを目的とするというふうに、自治体内部のコントロールを市民も参加して財政運営していくという条例を制定しました。その中で、多治見市は、財政調整基金に関して、ちゃんと条例の中にうたってあります。市は災害復旧に要する経費について、財政調整基金において資金を適切に留保しなければなりませんというふうに、きちんと積み立てていく、あるいは確保していくということを条例上うたっているわけです。
八王子市の財政調整基金に対する取り組みの問題について、代表質疑でも質問いたしましたが、部長は60億円を目標にするというような答弁でありました。しかし、ことし2月の総務企画委員会に出された数値では、公的資金補償金免除繰上償還にかかわる財政健全化計画では、平成23年度の段階でゼロになる計画になるわけです。この23年度というのは、黒須市長が3期目は総仕上げと言われている最終年になるんですが、現在、36億円程度、38億円ですかね、ある基金が、23年にはゼロになる計画というのは、じゃ、その任期は財政調整基金を使い切って終わってしまうのかというような議論を持ったわけですが、この計画と、それから部長がお答えになった60億円というのは、どういうふうに整合性があるのか御説明いただきたいと思います。
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